聞いた事があるような無いような・・・・おそらくそんな感じじゃないでしょうか、「プロバイオティクス」。
これは我々の身体にとって良い効果をもたらす生きた細菌のことですが、昨今ではそうした細菌を積極的に摂取して体内の「細菌のバランスを改善する」ことを示すようになりました。
日々の生活を送っていれば、ストレスやストレスや疲労・食生活の乱れなどで身体内の細菌バランスは崩れやすくなります。それを補うための善玉菌を体内に摂取することで根本的に改善を図っていくっていう感覚かと私は理解しています。
このプロバイオティクスの中で、口腔内の「むし歯予防・歯周病予防」に効果的なモノが最近喧しく取り上げられるようになりました。乳酸桿菌とビフィズス菌族で、特に昨年テレビでも取り上げられた「歯の健康を保つ乳酸菌・・・"L8020菌"」ってプロバイオティクスに注目が集まっています。
L8020菌の正式名称は、たぶんなかなか覚えられませんが「ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株(Lactobacillus rhamnosusKO3)」なんだそうですが、これを含む食品を「毎日食べれば虫歯菌・歯周病菌が8割減少するという優れモノ!」なんだそうです。
効果は以下の通り。
● むし歯菌(ミュータンス菌)の減少効果
● 歯周病菌(ジンジバリス菌)の減少効果
● カンジダバイオフィルムの抑制効果
L8020ヨーグルトを食べ続けた実験によると、たった2週間の摂取で むし歯菌が口腔内から8割以上減少し、歯周病菌が4~9割減るという結果が得られたそうです。
そう言えば、一昔前は歯科と言えば外科的処置のイメージがあったかと思うのですが、最近では内科的要素の回復が見込める話を散見するようになりました。
我々だって麻酔をしたり削って嫌がられるのは本意ではありません。容易に改善を図れる「口腔内に効く、プロバイオティクス」の予防的活用はとても良い流れではないかと感じています。
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