今までも何度かこちらやこちら、こちらなどでも取り上げたことがあるのですが、一般の方が御存知ないであろうことは何度でもお伝えすべきかと思い記載してみます。
歯科医療従事者向けのクローズドで配信される総合情報サイトからのメルマガあるのですが、そこにも取り上げられており目に止まりました。我々は食品添加物を気にし、裏側のラベルを見たりしますよね。今後は清涼飲料等の容器裏側も御覧になると宜しいのかもしれません。
中学生で習ったpH・・・・中性が7,酸性は数値が低くアルカリ性は大きかったことを御記憶なさってませんでしょうか?
このpH、5.5以下になるとエナメル質表面は崩れ始めることが知られてますが、具体的に見てみると4.0以下になると歯の表面が侵され、そのレベルから更にpHが1下がるとエナメル質の溶解性は10倍、pH4.0から2.0になると100倍エナメル質が脱灰するんだそうです。
市販飲料のpHが低いのは酸が添加されているためですが、中でも表示される添加物の中で以下の3種類には気を付けたいモノです。
● リン酸
コーラ飲料に酸味を与え、細菌やかびの成長を抑え、保存性を高めるため
● クエン酸
ピリッとした風味を与え、保存料として
● リンゴ酸
多くの非炭酸性飲料(フルーツドリンク、強化ジュース、スポーツドリンク、アイスティーなど)の固有の風味を高めるため、あるいは人工甘味料を使った炭酸飲料にも味を強化し他の調味料を減らすため
上記の様な目的のために添加されてるようです。
私が測定したわけではないのですが、清涼飲料水・スポーツドリンクの平均pH値は3.3なんだとか。
中でもコーラは2.37、レモンジュースは2.25なんて見てしまうともう怖くて口にはできませんよね。識者の話によれば「歯に触れないようにするためにストローで飲むことを推奨」なんて書かれてましたけど、だったら中性域の水とかの方がはるかに爽快感を味わえて宜しいかと存じます。
※ クイッテッセンス出版社様の「歯が溶ける !? 酸蝕歯って知っていますか?」という雑誌からの引用です。 クリックすると拡大します。
※ いわき市の「酒井歯科医院」のホームページはこちらです。