最近、民主党政権になってからというモノの、中国やロシアの挑発的な出来事が相次ぎ、喧しい感じになって来ましたね。
国力という観点からその国(日本)の栄枯盛衰を見ているようで、ナニやらきな臭い感じがしなくもありません。
そんな中、日曜日のサイクリングでは、普段 クルマで移動していたら絶対に気が付かないであろう石碑にも立ち止まることができました。
「風船爆弾」の記念碑
我らのメンバーには「いわき百景さん」が居るんですもの、そのいわれなども解説していただきながら しばし足を止めてみました。
太平洋戦争時に、この200kgもある爆弾を気球で太平洋に放ち、ジェット気流に乗せアメリカ本土を攻撃しようとしたそうです。
9300発も放たれたその拠点となった「地」の記念碑なのでしょう。
実際にアメリカ本土に到達したこの風船爆弾は数百発に過ぎなかったそうですが、このいわき市からも放たれていたんですねぇ。
モチロン、私は生まれてはおりませんでしたが、それでもたかだか65年前にこういった武器で戦争をしていた事実には驚愕の念を抱かずにはおれません。
思えば、先日最終回を迎えた「龍馬伝」の明治維新にしても、平安時代だ鎌倉時代とは異なり、たかだか140年ほど前の話ではありましたが。
思ったほどの歳月が流れてない・・・と感じるのは私だけでしょうか。
石碑には、「忠烈護空」と刻まれておりました。
「忠」は、忠義・忠誠の「忠」ですから、漢文的に読むと「烈しく空を護ることにつとめる」・・・・つまりは「きわめて厚い忠義心をもって空を護る」なんでしょうか。(間違っていたら御免なさい)
自転車で動いたことは、ただ単に楽しかったという事実だけでなく、通常では垣間見ることのできない身近な歴史に触れる好機だったようにも思います。
知らない事って山のようにありますね。
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投稿後にしゅうさんより御指摘を受けました。
内容一部訂正しますね。ゴメンなさい。
以下、コメント欄でのやりとりです。
その後、昨夜あれこれ調べたら 勿来の地名も頻繁に出て来て、そもそも風船爆弾は直径がもう少し小さかったようです。
> 確か気球の爆弾発射基地は勿来だと思いましたが。間違っていたらすみません。地元の漁師さんに聞いたのですが。。
地元の漁師さんが取材のベースでしたか、さすがですね。
写真の球体は潜水艦が触れたら爆発する「機雷」と呼ばれるモノだったんですね。
> 「風船爆弾」と案内してしまったので、それでお調べになられたんですね。すみません。
いえいえ、あの時 秀さんがあそこで止まって下さらなければ、どのみち「風船爆弾」も「機雷」も知らぬまま、生涯調べることも無かった歴史です。
小名浜・江名地区に悲しい歴史があったことを我々誰も知らなかったんではないでしょうか。
そう言えば、先日小名浜港で爆弾の処理が成されたニュースが流れてました。
それと結び付けて考えると65年前の歴史がふっと蘇りますね。
> 記事中にあります風船爆弾は勿来の発射基地が有名です。いわきには悲しい歴史を振り返る場所がたくさんあります。これは大切なことですよね。
秀さんはモチロン、私だって生まれた時には平和な時代でありましたが、そのちょっと前には悲しい歴史があったのかと思うと信じられないけれど事実。
学ぶ事は随分と多くあるようです。(泣)
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