当院に来て下さってる ある酒屋さんをなさってる御婦人とこんな話を致しました。
この時期、当院は左の写真のように陽当たり良好。ロールスクリーン(カーテン)をほぼ下ろしておかないと患者さんも診療台上で眩しくて居られないほどの状況でありまして、同時に天然の暖房効果があり、冬場でも好天の日は暖かいのです。
治療の際に、「足元に陽が当たってますが、暑過ぎる時には仰って下さいね」とお伝えしましたところ、酒屋さんならではの悩みを教えて下さいました。
酒屋さんは、立地条件的制約と商品が傷んでしまうという理由で、店舗は北向きになってるんだそうです。
「北向きだから、寒いわ、暗いわ。歯医者さんは羨ましい」という内容のお話しでした。これはこれで寒さ・暗さとの闘いは辛いことではありますよねぇ。
ところが・・・
御近所に、マンションができたのに伴い、壁面&ガラス面の反射で思いもかけず陽光が店内に差し込んでくるようになってしまったらしいのです。
伺った際には「良いことじゃないの?」と思ったのですが、ところがどっこい、商品にモロに陽が当たるようになってしまったので、ラベルや箱が「色焼け」してしまい、商品価値が下がってしまうようになってしまったとのこと。
だったらということで、その強烈な反射光を遮るために 遮光効果の高いロールスクリーンを下ろすようにしてみたところ、パッと見 お客さんから見たらお休みかと間違われてしまい、売り上げにダウンを来しかねなくなってしまったそうです。
なかなか業種によっては様々な苦悩っていうのがあるモンだナァ~と感心した次第です。当院も、きっと色焼けはかなり激しいんだと思いますが、それを補って余りある降り注ぐ陽光を得ているように感じています。
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